おうちのねっこ

飯塚市内野に移住。内野の地域に魅せられ、小規模小学校の児童PRの活動や、日々の暮らし、長野おばあちゃんとの手仕事などを綴っています。

そば打ち。

今日はおばあちゃんがそば打ちの

練習を一緒にしてくれました。

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私も、10回くらいは習ってはいるものの、

こねて、伸ばしてまで全てを一人でできたことは

まだありません。

 

こねたり、足で踏んでまではいいけど

しっかり硬い生地はなかなか伸びてくれません。

でも力任せにすると破れたり、

ざらついたりしてちぎれやすくなる。

 

おばあちゃんがしてるのを見ると

とっても軽やかで

気持ちいいように伸びていきます。

 

 

私がそば打ちの練習をするのは理由があります。

一つは

「内野に来たら田舎そばが食べられる」ってしたい。

 

以前「そば打ち伝承会」っていうのがあって

そばを育てるところから始めて

蛍見の会やお祭りなど地元の催し物のときには

来た人に振る舞われ、

この内野に300人以上の方が訪れていたそうです。

 

しかし、その会は今はなく

内野で食べられる機会がなくなっています。

それを聞いて、もったいないなぁ、寂しいなぁと思って

今、教えてくれるおばあちゃんがいるうちに

教わりたいと思いました。

 

もう一つは

「子どもたちが楽しみにしてる」ということ。

 

内野小学校では

3年生で、自分たちでそばを育てて、実をとり、

粉にして、打って、全校みんなに振る舞う。という体験をします。

 

ある年、

教えてくれる方がいないという理由で

そば打ちができなかった学年があったそうです。

その学年の子どもたち。不満爆発。

次の年に、下の学年と一緒に実現したそうです。(^-^;

 

子どもたちは

上の学年がしてるのを見て

次は自分たちだと楽しみにしています。

 

それが、教える人がいないという理由で

貴重な体験ができなくなるのは寂しい。

誰かしてくれたらいいのになぁって思うなら

自分がしたらいいやんって思って。

 

「やっぱりおばあちゃん、すごいなぁ」って言ったら

「そりゃ、何十年もしよるんやから一緒やったら困るばい」って。

 

 

私、今年45歳。

おばあちゃん、今年90歳。

ちょうど倍。ちょうど半分。

同じようにできるわけない(笑)

 

「最初の方、ヘラで混ぜたら粉が手につかんから

 もったいなくないやろ?」

「少しの粉でもそば1本分くらいにはなるばい。」

 

そば打ちにしても高菜漬けにしても

技術や方法だけでなく

昔からの知恵や物を大切にする気持ちが伝わってくる。

 

いつも思う。

こんなおばあちゃんになりたい。

 

 

そば打ちも

練習するので、

私の打ったそばでよければ

野々実会にご連絡ください\(^o^)/

 

 

メールアドレスnonomikai.uchino@gmail.com
 
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