かまどのごはん。
先日、西日本新聞の取材で
おばあちゃんと、
昔ながらのかまどでごはんを炊いているという方の
お宅へ行きました。
3つ並んでて
ご飯を炊いてる横に水を入れておけば
温まってお湯が沸くんだそうです。
おばあちゃん、さすが慣れています。
他にも防空壕や
地下に漬物などを置く場所があるところも案内してもらいました。
石を上手く積み重ねてできた場所は
1年中温度が一定だそうです。
今のように機械もなかった時代にと思うと
本当に時間のかかる作業だったと思います。
今は家電製品もあり、
家事に昔ほど時間もかかってないはず。
こんなに便利な世の中なのに
なんでこんなに忙しく感じるんでしょう。
昔の方が
食べるため、
生きるために多くの時間が割かれていたと思います。
趣味を楽しむ時間なんてあったのかな?
お邪魔したお宅のおばあちゃんは
昭和9年生まれ。
長野おばあちゃんの4つ下( *´艸`)
2人の話を聞いてて印象的だったのが
「私たちの時代は好きになって結婚するとかなかったねぇ
自分の意志なんかなかった。結婚も離婚も勝手に決まってた」
「一緒に住んでる家族以外にも親戚の
食べ物から寝るとこから世話して畑して大変やったなぁ」
今じゃ考えられないことばかり。
ある意味、婚姻率は高かったのかもしれない。
でも、子どもができなかったり、気に入られなかったら
離婚させられることもあったそう。
そんな時代を生き抜いてきてるんだもの。
たくましくならざるを得ない、と思う。
そして、
肝心のかまどで炊いたご飯は
うちも鍋で炊いてますが
香りが全然違いました!
おばあちゃんが朝から作った煮物と
芋の天ぷらと一緒に
外で食べるご飯はまた格別。
心がとても豊かになった気がしました。
(写真撮り忘れた(-_-;)