本物の味。
昨日、
たまたま見つけたカタクリ。
今日は、
茅乃舎さんの料理長さんたちが
いらっしゃって、
内野で一緒に探すことに。
すると、
日頃見慣れた景色の横道に
ひっそりと、
でもちゃんとありました。
これはカタクリのオスの葉。
オスの近くにメスの葉があって
メスの根っこを掘ります。
球根のようなものを
水を加えて擦って
濾したものを
乾燥させたものが『かたくり粉』です。
今は原料があまりないので
「かたくり粉」と呼ばれてるものは
ほとんどじゃがいもで作られています。
濾すのも何度も何度もして、
最後に残った白いもの。
昔はけがをしたときに塗ったり、
病気になったときなどにお湯に溶いて飲んだりしていたそうです。
ちょっと
お湯に溶いて火にかけたら、
くず粉のように
粘りがあり、プルプルして
何もつけなくても味がありました。
根っこを掘って
擦って乾燥させて。
誰がこんな方法を
考えたんだろう?
今は「代用品で安価で簡単に手に入る」
というものが多くなってきています。
それが助かる場合もあるけど、
本物は手間もかかるけど
やっぱり味が違います。
ちなみにわらび餅も
本来は山菜のわらびの根っこから
作ったものだそう。
「それでわらび餅っていうんやねー!」
し、知らなかった(゜_゜)
昔の人は
手間を惜しまず、何でも手作り。
全てが昔の方がよかったとは
思わないけど、
今は「食べること」の優先順位が
低くなってしまってるんじゃないかなーと
思いました。
それにしても
かたくり粉が
こんなにおいしいと
感じたのは初めてでした( *´艸`)
お問い合わせ 0948-72-4755