やっぱり、怖いんですけど…。

大分の実家の両親が最近引っ越しました。

実家は

父親が小さい時から住んでいる家で

階段は昔の線路で使ってた石？らしく

それが小さいものも合わせると100段以上あり、

私が住んでた頃は

その階段が嫌で嫌で仕方なかった。

港が近いので

船が着くのが見えたりするのはよかったけど。

そんなとこなので

草刈りも階段の両脇にずーとあって

家の周りにもあって大変でした。

私が家を出る頃には

台風の時に雨漏りしたり。

で、今まで

両親もずっと住んでて

大雨の時は姉夫婦の家に避難していたりしてたそうです。

3年ほど前から

父親がうっすら認知症になりだして

草刈りもままならなくなり、

家も古くなったし、

私も

「引っ越したらいいのにー。

　階段も大変やし。」って言ってたんですが

やっぱり、昔から住んでたところから離れられないようで。

でも、

5月頃、急に

「いい所があって引っ越そうと思うけどどう思う？」

と連絡がありました。

「え？いいんやない？言いよったやん。」

宝くじでも当たれば

家をプレゼントしたいところですが

そういうわけにはいかず(^-^;

でもちょうど給付金というものが出たので

心ばかりの引っ越し祝いができました。

で、場所はというと

前の実家から車で3分もかからないとこだそう(^-^;

賃貸ですが階段もなく、草刈りもなく一安心。

子ども達とも

早く行ってみたいねーって話してたけど

夏休みも行けないので

「どんなとこか写真送ってー」って

送ってもらったものに、気になるものが…。

いや、これ持って行かんでいいやろーー！

怖いってーー！

この人形は

姉にはお雛様で私にはこれなんよって言われて

なんで、こんな怖い人形なん？

私もお雛様がよかったって言ったヤツ。

だって、ケースの中のお水が減って

唇の色が薄くなったりしてたからー。

なんで持って行ったん？って聞いたら

「私の初節句のときに

お母さんが別府のお人形屋さんで気に入って買ったけん、

これだけは手放せんのよー」って。

初めて聞いた。

私の名前の由来を聞いた時。

自分が付けたい名前を義理の父親に反対されて

結局違うものにしたって言ってた。

全部は聞いてないけど

「お母さんが別府のお人形屋さんで気に入って買った」ってことは

きっと、これだけは自分で選んだものをって、買ったんだと思う。

実家では

あんまり気にかけてもらえずに

育ったと思っていたけど

私の事を思っててくれたんだと思える

エピソードが聞けてよかった。

でも、やっぱり怖くない(^-^;